遺伝子によって太る原因は異なる!? 自分にあうダイエットを知るための方法

ダイエットに何度も失敗しているあなた。何かもっと良い方法はないものかと探していませんか? そこで、今話題の「遺伝子」によって判別される太りやすさのタイプをご紹介。それぞれのタイプの特徴と、ダイエットのコツを、湘南美容外科クリニック 新宿本院美容皮膚科の医師・藤瀬恵里香先生に伺いました。

■遺伝子によって太る原因は異なる

今、ダイエット界で話題を集めている「遺伝子」。いったい、ダイエットと遺伝子とはどのような関係があるのでしょうか?

「ダイエットの基本は食事や運動ですが、誰もが同じ方法でリバウンドなく痩せていくとは限りません。効率的に行う方法には個人差があります。人間は約2万6,000種類の遺伝子から構成されており、そのうち、肥満に関わる遺伝子は約50種類あるといわれています。この肥満に関わる遺伝子のタイプによってダイエット方法を変えることが、ダイエットを成功させるポイントです」(藤瀬先生)

日本人はどんな遺伝子タイプが多いのでしょうか?

「日本人の中で、特に肥満との関与が明らかになっている遺伝子は、糖質代謝に関与する「β3AR」、蛋白質代謝に関与する「β2AR」、脂質代謝に関与する「UCP1」の3種類です。
これらの遺伝子の“変異の組み合わせ”によって、生まれもった太りやすさの程度や、脂肪がつきやすい部位、脂肪がつきやすい食べ物、代謝を促進させるための栄養素、運動方法などに違いが出てくるのです」(藤瀬先生)

■遺伝子タイプは9つの動物に分類できる

 

藤瀬先生によれば、遺伝子タイプは、サル、キリン、タヌキ、クマ、カンガルー、ペンギン、フラミンゴ、コアラ、アザラシの9つの動物に見立てることができるそうです。

「遺伝子タイプは、大きく分けて脂肪燃焼不足、糖燃焼不足、筋肉不足の3つのタイプに分けられます。この3タイプをさらに細かく分類したのが、9つのキャラクターです。
ただし、太るのは遺伝子だけでなく、食事や運動などの生活習慣が大きく関与するため、この遺伝子タイプはあくまで目安と考えておきましょう」(藤瀬先生)

ちなみに、コアラ、アザラシ、ペンギンの3つについては、さらに性別でも分かれています。それぞれ、骨格やホルモンの影響により、男女では脂肪のつき方に差があるため、あえて分けているそうです。
例えば、同じペンギンでも、男性は全身に脂肪がつきやすく、女性は下半身に脂肪がつきやすいという違いがあります。コアラとアザラシについては、男性は糖質の影響を受けやすく、女性は脂質の影響を受けやすいという違いがあります。

■遺伝子タイプによってダイエット法を変えるべきだった!

この遺伝子タイプを知ることで、自分にとって最適なダイエット方法がおのずと浮かび上がってくるそうです。

「遺伝子タイプによって太りやすさが異なるため、当然、ダイエット方法も変わってきます。例えば、糖質をとると太りやすいタイプだと、お腹周りが太りやすいため、血糖値の上昇を防ぐ食べ方と下腹部トレーニングが適しています。また脂質で太りやすいタイプだと、冷えやすく下半身に脂肪がつきやすいので、体を冷やさない、マッサージをする、下半身のトレーニングなどが適しています。本来、それぞれの遺伝子タイプによって、ダイエット方法を変える必要があるのです」(藤瀬先生)


■自分の遺伝子タイプ、どうすれば分かる?

今までダイエットが失敗続きだったという人は、もしかしたら遺伝子タイプとダイエット法が合っていなかったのかもしれません。ぜひ自分の遺伝子タイプを知りたいものですが、どうすれば知ることができるのでしょうか?

「遺伝子検査を受ければ、自分の遺伝子タイプを知ることができます。検査はクリニックで受けることができ、口の中(口腔粘膜)を綿棒でこするだけで終わります。金額は21,600円で、結果は一ヶ月後に出ます」(藤瀬先生)

実際に遺伝子検査を受けなくても、ある程度自分のタイプの予測は立つのではないでしょうか?

「遺伝子タイプの特徴を見て「自分はこれかも」と予測を立てても、実際、遺伝子検査を行ってみると、意外な結果になるケースが多いです。見た目や習慣だけでは安易に判断できないのが遺伝子タイプというものなのです。ただ、日本人は今回ご紹介したタイプが多いので、いずれかに該当すると考えられます。これまで遺伝子検査を実施した中では、第一位は男女ともにペンギン、第二位は、男性:アザラシ、女:カンガルーの遺伝子タイプが最も多くなっていました(※)」(藤瀬先生)
※2013の1月までに収集した、日本人を主とした約1万人のデータより

ダイエットを成功させたいなら、遺伝子検査を行うのも、一つの方法かもしれません。

(石原 亜香利)

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