有酸素運動は、記憶力と学習能力を司る海馬の縮小を防止―カナダ調査

適度で定期的な運動は、健康にさまざまなメリットをもたらすことは既に多くの人が知るところ。今回は、有酸素運動の脳に対する研究結果で、カナダのブリティッシュコロンビア大学の行った調査で、有酸素運動が女性の記憶や学習能力をつかさどる海馬の働きを改善する効果があることが分かりました。

【ローズマリーの香りで記憶力がアップ!研究で実証】

大学が、70~80歳の女性を対象に行った実験では、6か月の間週に2回ずつ、速足での1時間の歩行を行う有酸素運動グループと、スクワットやウェイト・トレーニングなどの筋力運動グループに分け、それぞれの被験者の脳のMRIスキャン画像を実験開始前と終了後に比較しました。

そうしたところ、有酸素運動を行ったグループの海馬が顕著に大きかったとのこと。ただ、海馬が増大した被験者の中に、言語や学習能力の衰えが確認された人もおり、研究に携わった理学療法部のテレサ・リューアンブローズ氏は、脳の大きさと認知能力の関係は複雑で、今後も研究を進めていく必要がある、としながらも「有酸素運動が海馬の縮小を遅らせ、認知症となるリスクのある女性たちの海馬の大きさを維持する働きがあるようだ」と話しています。

イギリスの認知症研究の慈善団体「アルツハイマーズ・リサーチ」の医師、ローラ・フィリップス氏も「定期的なエクササイズが脳の健康を維持するために役立つということを証明する結果が増えている」と説明しています。

仕事が忙しくてなかなかエクササイズの時間が取れないという方も多いかもしれませんが、健康で楽しく長生きするため、今から少しでも運動習慣を生活に取り入れていくようにしたいですね。

How a brisk walk boosts a woman’s brain: Aerobic exercise can increase size of area involved in learning and memory
http://www.dailymail.co.uk/health/article-2600226/How-brisk-walk-boosts-womans-brain-Aerobic-exercise-increase-size-area-involved-learning-memory.html

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